(社)10000日記念日

メディア掲載情報

一般社団法人10000日記念日 設立趣意書

 

 世界は今グローバル化が隅々にまで浸透し、私たちの日常は複雑なシステムに覆われています。さらに、AI、ロボットに象徴される最先端技術のブレイクスルーが発生し、あらゆる産業が根本的転換に直面しています。働き方や、コミュニケーション手段、自己表現や学び方、気晴らしの方法にまでもパラダイムシフトが進行しているのです。

 こうしたなか、新しい時代を牽引する20代の若者たちは人生のほとんどを"失われた20年"のなかで育ち、未来に希望を見いだせず、他世代だけでなく世界の同年代からも孤立しています。セイフティネットの整備は進められていますが、就業、結婚、独り立ちといった彼らの抱える問題を収束していくような方法はないのでしょうか。時代に合った支援を官民一体となって整えることが必要です。

 一般社団法人10000日記念日は27歳と4ヵ月半で迎える「誕生1万日目」を迎える人に対し、友人や家族といった周囲の人々を巻き込みながら"1万日を祝う文化"の形成を目指し、当該世代の『感謝の気持ち』や『社会人としての自覚』などを促すことで、社会生活の中でポジティブにチャレンジする機運を個人、社会双方の中で醸成することを目的に、2016年2月に設立しました。
一人前の大人になる節目といって思い浮かぶのは二十歳の「成人式」ですが、当時はまだ学生という人も多く、経済的にも実際の生活においても親の保護下にある人がほとんどです。日齢10000日を迎えるのは27歳4.5ヵ月。家族、仕事、結婚・・・そして自分自身。「今まで」と「これから」を見つめなおすのにいい年頃だといえるのではないでしょうか。

 我々は10000日記念日が象徴する「社会的自我に目覚める」この時期が、人生における新しい節目になり得ると考え、そこにさまざまな社会資源が集中するよう、多くの人々、企業、行政に働きかけていきたいと考えています。
これからの日本を作り上げる「平成生まれ」または「ミレニアル世代」が当面の当該世代です。彼らの夢や将来への希望を後押しするための組織づくり、そしてこの新しい記念日のさらなる認知の拡大をすすめるべく、当法人の目的にご賛同いただき、事業を賛助していただける会員を募集いたします。ぜひとも趣旨をご理解いただき、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

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